耳鳴りが、体質的な問題として原因不明で起こる場合、漢方薬の服用の方が効くし副作用の心配も少ない、という医師が増えてきているのも事実です。
これらの「耳鳴り」の中には、血液検査で分かる貧血をはじめ、血液データーの上では貧血でなくても、漢方医学(東洋医学)的に血液がうまく働かない「貧血様の状態=血虚」や「体力を消耗してのぼせやすい体質=陰虚、腎虚」といわれる老化にともなう状態があり、さらには、更年期障害や中高年以降の老化現象と密接した耳鳴り、といったものなどがあります。
そして、これらの症状としては、「蝉の鳴くような音」があり、これは、夜間に強まる傾向があります。それと併行して、「目や肌の乾燥や目のかすみ」などの症状がゆっくりと進行するといった特徴があるとしています。これらが、漢方的な診断・見方の一例です。
また、東洋医学においては、「耳はすべて腎からきている」と、とらえますから、「腎が弱る」と体内の水分代謝の異常で、「耳鳴り」が起こるとの考え方になるわけです。漢方医学(東洋医学)では、「腎」について、次のように解説しています。「腎の働き」は、1,先天的な気を貯蔵する。
2,からだを、成長・発育させる。3,生殖機能をつかさどる(ホルモンバランス)。4,排尿・排便を調節する。5,耳の働きを正常に保つ。そして、「腎臓」が弱ると起こる病気として、耳鳴り、難聴、めまい、下半身の神経痛、両方の肩こり、神経衰弱、婦人病、冷え性、腰痛、腎臓病、夜間尿症、性機能低下、気力不足、などを上げています。
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