西洋医学と東洋医学には、それぞれ一長一短があります。したがって、その人の耳鳴りの自覚症状にあった治療法を選ぶことが何よりも大事です。また、両医学のお互いの長所をとって、併用する治療方法もあるでしょう。
そこで、次に、原因不明の耳鳴りに安全といわれる漢方薬が、どのような自覚症状の人に、どのように使われているかを、前記の「耳鳴丸」に続いて、いくつかの漢方薬を例にとって、あくまでもご参考として紹介してみましよう。また、東洋医学から見た耳鳴り、についても若干解説しています。
ここで紹介する「こ菊地黄丸(こぎくじおうがん)」は、肝と腎、特に目の疲れ、ドライアイ、かすみ、耳鳴りなどの症状の改善に応用されています。この漢方薬が適するのは、次のような自覚症状を感じている人たちです。
耳鳴り、難聴。めのつかれ、かすみ、ドライアイ、視力の減退。目の疲れから来る頭痛、肩こり。体の熱感(とくに、午後や夜間に頻繁にはっせいする )。手のひらや足の裏ほてり。腰や膝がだるくて無力。頭のふらつきやめまい。むくみ。物忘れがひどい。口の乾燥。慢性の腰痛(加齢、老化、疲労、不規則な生活などにより、腎の精気が不足して腰を養うことが出来ない状態)。
頻尿、排尿困難。慢性の排尿痛・残尿感・尿道の灼熱感。月経周期が短縮・経血量が少ない・不正出血。陰部の乾燥・間欠的なかゆみと灼熱感、夜間に憎悪(少量の黄色いこしけ・血性こしけ)。持続性の鼻づまり。
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