厚生省の調査によれば、日本人の1,000人に18人が「耳鳴り」に悩まされており、その数は、年々増え続けています(深刻でなく耳鳴りを経験する人は、人口の10~15%に達すると言われています)。
しかも、この「耳鳴り」は、ヒポクラテスの時代から研究がなされているにも拘らず、「原因」も「有効な治療方法」も「確立されていない」のが現状です。 「耳鳴りとは、周囲の音とは無関係に本人だけが頭の中で音が聞こえるという'自覚があるもの'をいいますが、なぜ、'音のないところに音の感覚が発生する'のか、その「メカニズムが解明されていない」ため、有効な治療法方法がないのです」(馬場俊吉・日本医科大学教授)。
このように、耳鳴りのメカニズムや原因についての解明が確立されていませんが、そんな中で、現状で耳鳴りの原因ではないか、とされているものに、次のようなことがあげられています。「耳鳴り」の原因は、外的要因ではなく、内部で異常が発生する事によって引き起こされるというものです。
そもそも耳というものは、音が集まってきており、そこから鼓膜を伝わり、振動となって中耳にもやってきます。そして、内耳、つまりカタツムリのうずまきのような形へと伝わり、最後に脳神経に伝達します。つまり、この道筋の間に、何か異常が発生していると耳鳴りとなってしまう、というものです。風邪の時や、中耳炎の時に耳鳴りが発生してしまうのも、鼻をかみすぎて気圧が変わったり、または、黴菌が膿を耳の中に押し出されてしまい、上手く伝達されなかったときに、この症状がでてしまいます。
また、筋肉や血管、骨に異常が発生した時にも耳鳴りが起こります。耳鳴りは、体のどこかに異常が発生した時に、いち早く教えてくれます。人間の体には、病気になると色々なところでサインが出る機能があります。そんな場合、早期治療に努めましょう。
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