耳鳴りには、まれに「危険な耳鳴り」といわれる病気があります。前にも述べたように、耳鳴りのメカニズムや原因についての解明が確立されていませんが、そんな中でも、原因の究明はなされており、色んな分類がなされています。この中に、ある程度原因が解明されているのが、いわゆる「危険な耳鳴り」です。そこで、もう一度、耳鳴りの原因について、別の角度から整理してみましょう。
全身的な異状による原因として、高血圧などの循環障害によるもの。甲状腺機能亢進など、ホルモンの異常によるもの。アレルギーによるもの。ビタミン欠乏など、栄養障害によるもの。糖尿病などの代謝障害によるもの。神経症やうつ病などの心因性の病気に伴うもの。
耳鼻科の病気による原因として、外耳性耳鳴り、外耳炎、耳垢塞栓など。中耳性耳鳴り、慢性中耳炎、滲出性中耳炎、航空性中耳炎、耳管狭窄症など。内耳性耳鳴り、突発性難聴、メニエール病、内耳性難聴、音響性外傷、老人性難聴など。後迷路性耳鳴り、聴神経炎、聴神経腫瘍など。
その他の原因として、肩関節や首筋などの凝り。顎部のゆがみ。ホルモンのバランス異常。 噛み合わせ(左右どちらかの歯でかむ癖がある場合)。更年期障害。老齢化。大きな騒音や爆発音などによる損傷。むち打ち症など、頚椎のゆがみや圧迫。耳の細菌感染。外耳道や耳管の閉塞。アミノグリコシド系抗生物質やアスピリンの大量投与。
そして、問題の「危険な耳鳴り」の病気といわれているのが、『脳動脈瘤・動静脈奇形・聴神経性腫瘍などの「脳が原因」で発生する耳鳴り』です。この場合の耳鳴りは、治療が遅れると命に危険を及ぼす恐れがあります。一刻も早く専門医の治療を受けましょう。
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